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先端技術

厳格な製造・品質管理を背景に一貫生産されるセイリンの製品群

セイリン鍼は、鍼体・鍼柄・鍼管の3点だけの構成です。シンプルであるがゆえに均一で高品質でなければなりません。ここではセイリンの先端製造技術の数々をご紹介しましょう。

原材料は厳選されたセイリン仕様のステンレス鋼線を使用しています。1/1000mm単位でコントロールできる匡正技術。鍼先形状を均一に研磨する研削技術。鍼体にダメージを与えない鍼柄を実現したインサート成形技術。一度外したら元に戻らないよう、鍼柄と鍼管を”点”で溶着した超音波溶着技術・・・。

セイリンは、高度なnanotechnology(医学や生物分野、半導体・精密機械加工分野に応用される1/10億m単位の細密技術)を集約した一貫生産体制で、鍼灸師の先生方をはじめとするお客様から信頼される、安心・安全な鍼灸鍼を提供しています。

 

1/1000mm単位のコントロール

鍼治療を受けられる患者さんの体内に刺入する鍼体の加工技術は、極めて重要です。

セイリンでは原材料であるステンレス鋼線を汎用品ではなくセイリン仕様に特別設定。セイリン独自の厳格な購入検査規格に適合したもの以外は使用しません。

ステンレス鋼線の巻き癖を矯正し直線加工を施す匡正技術では、1/1000mmコントロールを可能にし、線径規格をクリアする精度を保証しています。また匡正加工品の表面にストレスを与えないで、匡正マシン上でステンレス鋼線の良否判別を可能にしました。

1/1000mm制御の匡正技術は、切皮しやすくPainless(痛みの少ない)な鍼をより高品質化・差別化するための鍼先形状加工精度を安定させる上で、大きな役割を担っているのです。

匡正ストッカー
レーザー外径測定器

インサート成形技術の確立

インサート成形により、鍼柄の中央に鍼体を均一に接合することができ、鍼体ブレを防止できると同時に鍼体へのダメージを和らげる仕様になっています。

また回旋した時に筋繊維を傷つけることがないので、患者さんに痛みを感じさせない安全な治療ができるわけです。

①軽い鍼柄。
②鍼体が鍼柄のセンターにあります。

Jライン自動組立ライン

端面を丸くした鍼管

従来の鍼管端面は切断面に角がありました。セイリンの鍼管は個々に射出成形することにより、鍼管端面をまるくでき寸法も安定。さらに鍼管外径を太くすることで持ちやすく、患者さんの皮膚への当たりも柔らかです。

Jライン自動組立ライン

従来の鍼管は、上の写真のように、鍼管端面に切断面の角があります。

Jライン自動組立ライン

鍼管を個々に射出成形するため、角がなく、鍼管端面を丸くでき、寸法も安定しました。
また、鍼管外径を太くすることで、当たりが柔らかく、さらに持ちやすくなりました。

点で接合する超音波溶着技術

セイリン鍼は、鍼柄と鍼管が1mmほどの点で超音波溶着されています。溶着の強度を最適にすることで、鍼柄を片手で鍼管から簡単に外せるため両手を使う必要がなく、特定した部位に的確な治療をおこなえます。また鍼管から鍼柄を一度外したら元に戻らないので、使用済みか未使用か一目瞭然です。

医療機関で問題になっている治療ミスや院内感染の例を挙げるまでもなく、医療器具=鍼灸鍼の使用・未使用を一目で確認できることは、鍼灸師の方々と患者さんのリスク軽減に不可欠な配慮である、とセイリンは考えます。

鍼柄のカラーコード化

鍼柄を色分けすることで鍼体を線径別に識別できるため、治療する部位に適した線径の鍼を選ぶのに手間がかかりません。

一貫生産の確立

セイリン鍼は鍼体・鍼柄・鍼管の3点だけのシンプルな構成になっています。シンプル=均一で高品質と考え、厳選されたセイリン仕様の材料から外したら元に戻らない鍼柄と鍼管を点で溶着した超音波溶着技術まで、一貫生産に高度な技術の集約を示し、均一で高品質な製品の裏付けと考えています。

さらなる使いやすさを常に追求

たとえば「もっと使いやすく」というお客様からの声から生まれたMタイプシリーズ

セイリンは、お客様の大切な声を製造技術向上に役立て、安全で安心を得られる製品のご提供に努めてまいります。

清潔宣言

鍼灸鍼のディスポーザブル化

エイズやB型肝炎・C型肝炎、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が引き起こす院内感染が、大きな社会問題となっています。

患者の血液や体液が注射針などの医療器具に付着し、注射針を誤って指などに刺した医師や看護師が発病するといったケースが多いようです。

このような危険を減らすために、推進されているのが、医療器具のディスポーザブル化(一回使用)です。滅菌された針を、一人に一回使用しただけで捨てる。ちょっともったいないなという感じがするかもしれませんが、いまや注射針については、再使用の物を探す方が難しいくらいにディスポーザブル製品が普及しています。

セイリンは、鍼灸医療においても、鍼灸師自身と患者さんを感染から守るため、このようなディスポーザブル化を推進しています。

鍼灸鍼の使用前(上)と使用後(下)の鍼体
表面付着物についての比較。No.3(0.20)
X40mmの鍼先表面(電子顕微鏡X100)

セイリンの鍼を知らない鍼灸師様はいらっしゃいません

小倉洋介 国内営業部

普段は、国内の営業を担当しています。各地を回っていますと、手前味噌ではございますが、「セイリンは品質に定評がある」というお褒めの言葉を頻繁に頂戴します。一本の鍼ではございますが、そこに込められた私どもの誠意が伝わった気がして、本当にうれしい瞬間です。何万件もの鍼灸院や病院で活躍するセイリンの鍼。これからもトップブランドとして安全と安心にこだわった製品を広めていこうと思います。

小倉洋介